2011年度サイエンス・マイスター副専攻春学期授業「高度科学技術入門」、「科学体験学習1」実施報告

サイエンス・マイスター育成プログラム
「サイエンス・マイスター副専攻」

2013年度実施授業
春学期:







秋学期:

高度科学技術入門 透明導電性材料の基礎と最前線の状況  5月8日

講師:工学部電気電子工学科 沖村邦雄 教授


沖村邦雄教授(工学部電気電子工学科)により『透明導電性材料の基礎と最前線』というテーマで講義が行われました。電気をよく伝える材料(金属)と透明な材料(絶縁体:ガラス)、透明且つ導電性の高い材料(金属酸化物)とは何か?また、それらの材料の性質について詳しい説明があり、実際に受講生たちにそれぞれの材料の抵抗値を確認してもらいました。そして、透明導電膜の紹介、透明導電材料の具備条件と光学特性について説明がありました。また、デモンストレーションとしてガラス上に現在液晶ディスプレイなどに使用されている透明導電材料である錫ドープインジウム酸化物(Indium Tin Oxide:ITO)薄膜で作られた透明レールの上で電車を走らせました。透明導電膜についての説明も分かりやすく、このようなプロセス技術が世界を支えているのだと理解できたと思います。


最後に、サイエンス・マイスター育成プログラム育成する力 達成度アンケートが実地されました。アンケートの内容としては、自ら考える力(知識や技術を組み合わせて問題を解決する力)、挑み力(自主的に取り込む力)、集い力(他者と協力する力。自分お意見を伝え、相手の意見を聴く力)、成し遂げる力(決めたことを実行する力。他任に働きかけ巻き込む力)、科学力(本プログラムにより修得する力)という5つの力に分け自己評価する内容です。自己評価の達成度は5段階で評価し、レーダーチャートでグラフ化することにより、現在の自分の持っている能力の可視化をすることができました。



学生の感想

初めて、ITOを触ってみてみると普通のガラスと変わらないくらいの透明で驚きました。そして、透明導電膜が電気を通して、またITOが身近な携帯や液晶テレビなどに使われていることを知ってすごいと思いました。

(1年生:T君)



金属といっても電気の流れる量が違ったり、光沢、加工性の善し悪し等は少し知識があったが、今回はガラスのように透明であり、電気を流す金属酸化物を知り、身の回り(液晶、タッチパネル、ソーラーパネルなど)にある機械に様々なテクノロジーが使われていることを実感しました。

(1年生:I君)



アルミニウム薄膜、シリコン半導体、ガラス、透明導電膜の導電性にテスターを使用して調べる実験は自分で実際に導電性を確かめることができて良かったと思います。

(3年生:Y君)



テスターを使って実際にITO(錫ドープインジウム酸化物)に電気を流してみて本当に電気が流れて吃驚した。見た目は少し茶色ではあったが、ほとんどガラスと同じ透明で、電気が流れる物質には見えなかった。また透明導電材料という言葉は初めて聴いたが、こんなにも身近に使われている材料なのだと驚いた。

(1年生:Sさん)



電子の個数、軌道が材料の性質に大きくかかわっていると思いました。見た目はガラスなのに電気を通す半導体はすごいと思いました。

(1年生:Sさん)



東海大学
社会の多様な場で活躍するサイエンス・マイスター育成プログラムは 文部科学省の公募事業で
ある「理数学生応援プロジェクト」で 東海大学が平成22年度に採択された育成プログラムです。
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