2011年度サイエンス・マイスター副専攻春学期授業「高度科学技術入門」、「科学体験学習1」実施報告

サイエンス・マイスター育成プログラム
「サイエンス・マイスター副専攻」

2013年度実施授業
春学期:







秋学期:

「高度科学技術入門」AFMを用いた生体薄膜について 5月14日

講師:岡村陽介 特任講師


本講義は、東海大学創造科学技術研究機構ナノ生体材料学研究室の岡村陽介講師に『原子間力顕微鏡を駆使してナノ材料を可視化・測定』に関して講義を行って頂きました。講義前半では原子間力顕微鏡(AFM: Atomic Force Microscope)の原理や光学顕微鏡との比較、利点や観察・測定法などについて実例を基に講義、後半では現在研究を行っている高分子超薄膜(ナノシート)の調製法や応用法などについて講義を行って頂きました。高分子超薄膜は厚さ数十nm程のナノバイオマテリアルとして医用応用が期待されている。講義後は受講学生から「AFMの測定モードの違い」や「SEMと比較した利点・欠点」など多くの質問が挙がり意欲的な学習になった。


学生の感想


とても興味深かったです。特に科学を医療に活かすというものがすごく気になりました。ナノシートの活用によって人体への負荷がすごく軽くなるだろうし、より良い治療に繋がると思うととても興味を持つことができます。機会があればナノシートを作らせて頂きたいです。

(1年生:Iさん)



ナノシートの特徴、いわゆる高接着性が大事だと考えた。特に、ナノシートの医療応用ができることに感動した。例えば、ナノシートを裁断化することで熱傷治療への応用ができる。科学の発展が世の中には必要であり、役に立つべきだと考える。

(1年生:Jさん)



AFMの多様性には驚きました。また、こういった顕微鏡は大型の物であると思っていましたが、ディスプレイと同じぐらいの大きさで微小測定ができることにも驚きました。また、ナノシートの強度が高いため、大気に触れている部分でも使用できることから医用にこれからどのように使用されるか楽しみです。

(1年生:N君)



AFMは小さい物質を立体的にはっきり映せるので便利な機械だと思いました。ナノシートは臓器までも治療できることに驚きました。ナノシートが体に溶けた時に、その物質はどのように分解され、消えていくのでしょうか?実際にナノシートを作ってみたいと思いました。

(1年生:K君)



アッベの回折限界というのがある光学顕微鏡に比べAFMでは、環境から検査内容を細かく変え、結果を得られる事にとても興味を持ちました。今日聞いた中では主に医療の場での応用だったが、もっと多くの場面で活用出来るのではと思った。

(1年生:Yさん)



原子力顕微鏡は、電子顕微鏡のように測定・観察環境を用意する必要がなく、自然な状態で生体試料など液体中の物や大気中の物を測定・観察できるところが便利で凄いと思った。また、ポリ乳酸(PLLA)ナノシートは、簡単に調整でき、厚さが23±5 nmで粗さが3.6±5 nmと非常に薄く高接着性があるため、皮膚・臓器に貼り付けることができ、医療に応用できることに感心した。講義がわかりやすかったので、AFMの原理やPLLAナノシートについての専門的な所が理解しやすかった。

(2年生:T君)



原子間力顕微鏡は自分が思っている以上に小さな分子を見ることができると知って驚いた。実際に自分もそれを使って色々な物を見てみたいと思った。カニの甲羅は天然高分子で表せると知って面白かった。また、手術などで使うボルトが骨に変わり、2回も手術しなくてもよいなど驚く発見がたくさんあった。自分もこのような物を創れるように頑張っていきたいと思う。

(1年生:A君)



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