2011年度サイエンス・マイスター副専攻春学期授業「高度科学技術入門」、「科学体験学習1」実施報告

サイエンス・マイスター育成プログラム
「サイエンス・マイスター副専攻」

2013年度実施授業
春学期:







秋学期:

「知的財産権T」 特許権とビジネス、特許権の侵害と救済 6月4日

講師:角田政芳 教授


特許権の性質と制限、侵害について学んだ。特許権は特許発明に対する強力な独占的排他権であり、第三者や公共の利益による制限がある。試験や研究、処方箋による調剤医療さらには単なる国内通過の国際交通機関などには特許権の効力に制限があり、他人の特許発明でも限られた状況では使用することができる。直接侵害と間接侵害に分けられる特許権の侵害について、実際の事例からどういったものが侵害に当たり、どう変更することで特許権の侵害を避けられたのか解説を受けた。

学生の感想


試験・研究のための試験・研究に関する特許物の使用は可能。これは科学や技術の発展には必要不可欠だと思う。しかし、普通に考えて試験、研究のための利用で完全に営利目的でなければ良いと幅を広げたり、一部でも認めたりなど、さらに発明を発展させる可能性を高めるためにも少し緩くしても良いのではないかとも思った。

(4年生:N君)



身近な食品、製品のひとつを守り抜くということが特許を守る働きとして企業側は大きな労力のひとつとして取り組んでいることがわかった。また、医療の現場で特許法などの利用がされることにより、技術の発展につながり、救われる命も増えているのだなと感じた。

(4年生:M君)



特許権の制限について学び、単なる国内通過の国際交通機関は特許権の効力に制限があるという話を聞き、私はこのような場合に知的財産権の問題が生じてくるという考えがなかったので大変勉強になった。また、サトウの切り餅事件に関して、普段は気に留めないような小さなことでも問題になり、お金の問題が出てくるのだなと思った。

(3年生:M君)



特許権には直接侵害と間接侵害の2種類があり、それぞれに違いがあるということがわかった。しかし、まだ自分自身は2つの違いがはっきりと理解できたわけではないので、2つの違いについてしっかり復習してはっきりと理解できるようになりたい。

(3年生:K君)



特許権があれば第三者は使えないということは知っていたが、公共の利益による制限があることを初めて知った。特許権の判例は数多くあるが、簡単には判断できないものが多く、一概に特許権と言っても直接侵害や間接侵害などがあるためひとまとめにはできないなと感じた。

(3年生:T君)



特許権者は発明の権利を法的に守られるが、制限をつけることで公共の利益が守られていることに安心した。もしも制限がなければ公共の利益をもたらすはずの技術も資金面などから世に浸透するのが遅れてしまうなどの現象も起こってしまうのではないかと思った。

(3年生:E君)



知的財産検定の問題例で、特許権侵害の警告書がきた時の対応に驚いた。自分の方の特許を見直すのではなく、相手の特許権の無効理由を探すというのは思いつかなかった。また、特許権侵害の制裁は今まであまり考えたことはなかったけれど、窃盗罪と同じというのが特許侵害は他人のアイデアを盗むということなのだなと感じさせられた。それにしても法人重課の3億円以下の罰金というのはすごいと思った。罰則がこれだけ重いから企業は特許について敏感に反応するのかなと思った。

(4年生:Tさん)



積極的効力に記載されている改良発明に関して、これは発明者に許可を得ないとその特許権を利用することができないというものでしたが、この際に発明者に許可を得て出願されたものが利用特許となるのか詳しく理解できませんでした。また、この際の利益分配等にも興味がわきました。

(4年生:S君)



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